私は、今のままでいいのだろうか?
転職活動をしても、もう20代後半だから厳しいのかもしれない‥。
仕事やキャリアで悩む女性が増加しています。
世間では20代後半の転職は、決まらない・遅いというイメージが強いですが現実はどうなのでしょう?
未経験の職種への転職はもう叶わないのか。
実際に、20代後半から転職活動をして成功した人はどんな準備をしたのか気になりますね。
やり方や準備に大失敗して、思うように転職活動ができないという知恵袋への投稿もかなり見かけました。
今回は、20代の転職活動はもう遅いのか、これから転職活動するにあたってのポイントを徹底解説します!
ぜひ参考にしてみてください。
20代後半の転職希望者は多い
20代後半になると、自分の人生やキャリアを考える女性が多くなります。
- 今まで経験した仕事でキャリアを積むのか
- 新しい分野にチャレンジするのか
- 専業主婦になるのか
選べる選択肢が多い分、難しい決断をする時期になるのが20代後半です。
「新しい分野にチャレンジする」場合は転職が伴う場合が多いでしょう。
社内で、別の課に転属することも考えられますが、希望が簡単に通るわけではありません。
「今まで経験した仕事でキャリアを積む」場合でも、別の会社を選ぶことが可能です。
理由は人それぞれですが、転職をする女性が多くなるのが20代後半なんです。
女性転職成功者の平均年齢は29.9才
転職サイトdodaが行った調査では、2021年の正社員の転職成功者の平均年齢は「31.7歳」という結果が出ています。
さらに、女性の平均年齢が「29.9歳」ということを発表しました。
20代後半は転職者が多いですが、しっかりと転職を成功させている人も多いんですね。
20代後半の転職が厳しいといわれる理由
女性転職成功者の平均年齢は、29.9歳であるということがわかりました。
しかし、イメージ的に20代後半の転職は厳しいという印象を持つ人が多いのも事実です。
世間的にこのような意見が多いのはなぜでしょう?
実際に転職活動をしてみて、厳しいと感じたのには以下のような理由があるようです。
- スキルが不十分だと採用されにくい
- 将来的なポテンシャルが低いと採用されにくい
- 前職の退職理由がネガティブな場合敬遠される
3つの理由を、詳しく解説していきます!
スキルが不十分だと採用されにくい
20代後半の採用では、さまざまはスキルや専門性が重要視される傾向です。
20代前半の場合は、多少スキルがなくても今後に期待して採用してくれるケースがあります。
ただ、社会人経験が長い人の採用で、企業は「即戦力」を求めるのは必然。
入社後に、どのくらい会社に貢献してくれるかが重要になります。
「人柄<スキル」が一つの採用基準になることは覚えておきましょう。
将来的なポテンシャルが低いと採用されにくい
「とにかく頑張ります!」「体力とやる気は負けません!」など、気合を入れて臨むことも多いのではないでしょうか。
いつまでも若いフレッシュさは大事なことですが、20代後半の採用に於いては、これらはあって当たり前。
「あなたはこの会社で、どんなことをしてくれるの?」ということがその人の魅力になってきます。
自分が会社に対してどのように貢献できるか、面接官に想像してもらわなければいけません。
やりたいことやビジョンが具体化し上手く伝えられたら、当然採用の確率は上がるでしょう。
前職の退職理由がネガティブな場合敬遠される
転職活動中、前職の退職理由について問われる場面は必ず訪れます。
「業務がキツすぎた」「マンネリ化してしまった」「休みが少ない」など、マイナス発言は不利になります。
今回採用しても同じように弱音を吐いたり、続かないのでは‥と面接官に思われてしまったら、採用は難しくなるでしょう。
転職回数は不利に働くこともあります。
それが本音だったとしても、全てを正直に話さない方が良い場合もあります。
転職が決まらない20代後半女性の特徴
しっかりと転職活動を成功させる人がいる一方、苦労する人もいるんです。
転職が決まらない20代女性には、このような特徴があります。
- 理想が高い
- ビジネスマナーが身についていない
- アピールが不十分
- 転職先が決まる前に退職してしまう
- あまりやりたくない仕事だった
- ブラック企業に就職してしまう
気をつけたいポイントを押さえて、転職活動を有意義に行いましょう!
それぞれ詳しく紹介します。
理想が高い
知らず知らずのうちに、自分の理想が果てしなく高くなっていませんか?
自分のやりたい事や夢を高く設定するのはもちろん大事です。
しかし、忍耐や我慢も時には必要です。
お給料をもらうのであれば、会社に雇われている1人の従業員として、会社のために仕事をしなければいけません。
とりあえず内定をもらう、ダメだったら次に行く、というのはとても危険!
転職癖がしまって、本気で仕事をすることをついつい忘れてしまいます。
自分の理想と現実をしっかりと把握しておくことが大事です。
ビジネスマナーが身についていない
ビジネスマナーにも注意が必要です。
新卒時代は、緊張しつつも姿勢や言葉遣いには十分に気を遣っていたことでしょう。
しかし、社会人経験が長くなるにつれ、ちょっと雑になってるなんてことはありませんか?
面接官はまず、見た目をチェックしているということを忘れてはいけません。
ヒールがボロボロの靴、よれよれインナーを着ていくなんてことは絶対にNG!
見た目も大事な判断材料で厳しくチェックされます。
20代後半の女性なら、できて当たり前と思われているビジネスマナー。
できていないところが目に付くと、大きなマイナスになってしまうことを忘れないでください。
アピールが不十分
面接やエントリーシートなどで登場する「自己PR」は、これまでの経歴や自分の強みを伝える絶好のチャンスです。
しかし、ここが苦手な人って結構多いんですよね。
自分のいいところなんて‥と思わず、ここで上手に自分をアピールすることが採用への一歩ということを忘れないでください。
ですが、自慢話になってしまうと良くありません。
「自分の持っている強み→御社ではこのように活かせます」という流れになるように、考えてみてください。
前職で成功したことなどふまえて、具体的に話すことを心がけましょう!
転職先が決まる前に退職してしまう
次の仕事が決まる前に、今の仕事を辞めてしまったという人もよくいます。
職務経歴で、仕事と仕事の間に空白の時間があるといい印象を持たれない場合があるので注意しましょう。
「しばらく仕事から離れてるけど大丈夫かな」「どこにも就職できなかったのかな」などマイナスイメージがついてしまいます。
自分にとっても収入が途絶えるので生活が辛いですよね。
早く次を決めないと、と焦ってしまうと逆効果になるので転職活動は計画的に行いましょう。
どんなにしんどくて辛くても、もう少しだけ辛抱してください。
次の仕事が決まってから、退職の手続きをすることをお勧めします。
あまりやりたくない仕事だった
20代後半女性の転職では、やはり待遇面を重視しがち。
年収アップや充実した福利厚生など、前職以上を望むのは自然なことです。
しかし、目先のご褒美に飛びついてしまって、本当にやりたい仕事ではなかったと後悔することにならないようにしましょう。
いくら給料が良くても、やりがいを感じられない、苦手な分野の仕事だったら長続きはしません。
そのように感じてしまうと、また転職することになってしまいます。
自分のやりたいことは何か、何のために転職するのかについて落ち着いて考えることが大事です。
ブラック企業に転職してしまう
思ったような転職活動ができず、焦って手当たり次第に応募するのはリスクがあります。
働き方改革で従業員ファーストの企業が増えている一方、劣悪な環境の職場があるのも事実です。
企業に応募する際には、企業情報や働く先輩の言葉などをしっかりチェックするようにしましょう。
入社してみたらブラック企業だった、という失敗をしないためにも事前の確認が大事です。
ブラック企業に関する記事はこちらをご覧ください。
20代未経験の職種に転職はできる?
ここからは、20代後半からの転職活動を具体的に紹介していきます。
20代後半であれば、ある程度は社会人経験を積んでいることになります。
企業側からは、それなりの専門性やスキルを持っている人だろうと見られることもあるため、その分野の即戦力であれば採用は叶いやすいかもしれません。
しかし、全くの未経験の分野への転職というのはどうでしょうか。
ビズリーチで行った調査では、このようなデータが出ています。
Q 直近で未経験の業種・職種に転職をしたときの年齢を教えてください。
20代 29% 30代 35% 40代 25% 50代 11% 引用:BIZREACH
20代の異業種への転職は「29%」と、かなり低い結果となっています。
30代では「35%」に上がっていますよね。
この年代の転職の場合は、人事や経理などで経験を積んだハイスペックの人材が異業種へいくことが多いと予想されます。
20代の異業種への転職は、現状ではかなり厳しい結果だということが分かりました。
20代未経験でも転職しやすい職種は?
20代の異業種への転職は厳しそう、ということはお伝えしましたが、安心してください。
職種によっては歓迎される仕事もあるので紹介します。
- サービス業・営業
- 事務
- IT・WEB
- 介護・福祉
生活に近い仕事もいくつかありますよね。
それでは、ひとつひとつ紹介していきます!
サービス業・営業
対人関係が重要視される、サービス業や営業は年齢を問わない傾向にあります。
何よりも重要視されるのは、コミュニケーション能力。
未経験の分野でもコミュニケーションが上手な人物だと思われれば、採用される確率は高いでしょう。
サービス業の仕事で多いのは販売職。
スーパー・コンビニの店員や洋服販売員、ホテルのスタッフなどお客さんに直接、商品やサービスを販売する仕事です。
笑顔や明るさ、誠実さ、人と話すのが好きな人が向いていますね。
事務
簿記などの専門資格がなくても、事務職の仕事に就くこともできます。
20代後半であれば基本的なPC操作はできるでしょう。
WordやExcelなど最低限の操作ができれば入社も可能になってくるはずです。
適性のある人は、コツコツと努力できる人や、裏方の仕事が好きな人に合っていますね。
IT・WEB
IT・WEB業界も人気で採用が期待できる分野です。
売上は右肩上がりで伸びている成長産業のため、人材は積極的に採用しています。
プログラミングやエンジニアという専門職以外でも、この業界で働けるチャンスがあるのはあまり知られていません。
例えば、「インターネット広告営業」というお仕事。
インターネットを利用すると動画広告や、SNS広告を目にしますよね。
この広告の掲載を販売するのが広告営業のお仕事です。
20代後半であっても、ここからIT・WEB業界を目指すという道もあります。
生活に身近で将来性のある分野ですので、20代であれば抵抗なく始められるのではないでしょうか。
介護・福祉
人手不足の介護・福祉職はやはり、入り易い業界です。
とにかく体力勝負のため、未経験の人は戸惑うことばかりでしょう。
利用者さんから怒られたり、嫌なことをされることもあるかもしれません。
多数の求人が出ていて、メディアなどで報道されますが、介護や福祉の現場では常に社員不足です。
この業界なら今後働き口に困る可能性も低いですし、働きながら資格を取得し、キャリアアップしていくことも可能です。
長く働くことを考えると堅実な選択かもしれませんね。
未経験職種への転職は早めがおすすめ!
20代女性の未経験への就職成功率は29%と紹介しました。
とても低いなと感じましたが、可能性はゼロではありません。
もし、未経験の職種へ挑戦するのであれば早めに行動しましょう!
大切なことはしっかり準備をすること。
面接で困らないようにするために下調べや準備をして臨むことが大事です。
早い段階から採用を目指して、真剣に取り組みましょう。
では、どんな準備をしたらいいのか紹介していきます。
20代女性転職を成功させるためには何を準備すればいい?
しっかり準備をするといってもやっぱり難しいですよね。
ここでは、転職活動を有利に進める方法大事なポイント5つを紹介します!
- 自己分析をする
- 長期的なライフプラン・キャリアプランを考える
- 企業の情報収集をする
- 面接官が納得できる退職理由を考える
- 転職サイト転職エージェントに登録する
この5つのポイントを絞って準備していれば、転職成功も近づきます。
各ポイントを見ていきましょう!
自己分析をする
まず転職活動のスタートとして、現在の自分のスキルや過去の経歴を見直してみましょう。
これまでの会社経験で、少なからず身につけたスキルはあるはずです。
これまで手がけた業務で成果を出し評価されたことも、自分の強みになります。
どんな気持ちで今の会社に入社したかも、思い出すといいですね。
入社当時と今とでは何が問題で、どのように状況が変わってしまったのか。
自分なりに分析してみてください。
次の仕事では、このズレを少なくできれば充実し長続きするでしょう。
長期的なライフプラン・キャリアプランを考える
現状を分析したら、次は将来のプランを立ててみてください。
転職後に結婚出産を予定、このくらいの期間で育休を取得するなど女性のライフイベントも重要です。
それらを考慮してどのように成長したいか、具体的な貯金額や将来設計を立てることがいいですね。
そのために、これからどんな仕事や働き方を選択したらいいのか絞られてくるはずです。
このまま専門分野を極めるのがいいのか、全く他の分野に進んだ方がいいのか、転職のスタートラインが決まってきます。
企業の情報収集をする
将来の方向性が決まったら、いよいよ転職先選びです。
会社の規模や待遇面だけでなく、企業情報の収集は入念に行いましょう。
あまり調べないまま選考に臨んでしまって、選考途中で辞退してしまうのはお互いに嫌な気持ちになります。
入社後に、こんなはずじゃなかったというミスマッチを防ぐためにも情報収集は抜かりなく行ってください。
面接官が納得できる退職理由を考える
転職活動では面接試験がほぼ必須です。
面接対策も検討する必要がありますね。
そこで問われることが予想されるのは「前職の退職理由」。
「人間関係が嫌で」「マンネリ化してしまって」など、ネガティブな内容は避けたいですね。
ここぞとばかりに、前職の悪口を言うなんてことも非常に危険!
こんな時の対処法は、どんなこともポジティブに変換することが大事です。
例えば、人間関係がこじれて退職した場合の裏には、「本当は上司や同僚といい信頼関係でベストな仕事をしたい」という想いがあると思います。
その想いが、自分が働いていく上で重要視している点であるということを言えると良いですね。
嘘やその場しのぎの言葉よりも、転職理由をポジティブに変換することを心がけましょう。
転職サイト転職エージェントに登録する
ここからは転職サイトや転職エージェントについて、それぞれの詳細を紹介します。
「転職エージェント(人材紹介)」とは?
対人型のサービスです。多くの転職エージェントの場合、まずは転職エージェント会社へ出向き、エージェント(キャリアアドバイザー、キャリアコーディネーターなど、呼び方が異なる場合もある)と個別に面談を行います。そこで伝えた自身の経歴や希望をもとに、転職エージェントから求人が紹介されます。応募書類作成や面接の際にもサポートを受けることができます。
「転職サイト」とは?
WEBサイトを通じたサービスです。転職サイトは一般的に、さまざまな業界・職種の求人が掲載されていて、自由に検索、閲覧が可能です。数多くの求人情報を比較、検討したうえで、転職サイトを通じて手軽に応募することができます。
引用:マイナビ転職
同業種への転職はキャリアアップの可能性大!
転職を成功させるためのコツをいくつかご紹介しました。
ここまでを踏まえて、今何が出来るのか考えてみましょう!
「人間関係や待遇面など、環境が変われば仕事は続けられるのかな…」
このように思った人は、同業種への転職を具体的に考えてもいいかもしれません。
頑張り次第で新天地でキャリアアップすることも可能です。
「本当にやりたいことが分からなくなった…」
先が見えなくなってしまったのであれば、もう少し今の職場を続けてみるのもひとつです。
スキルを磨いて実績を作りながら、本当にやりたいことが見つかった時の土台作りの時間にするといいかもしれません。
20代後半おすすめの転職サイト転職エージェント
最後に、20代後半の方におすすめの転職サイト・転職エージェントの違いを紹介します。
少しでも転職を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
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マイナビAGENT
転職サイト大手のマイナビエージェントの3つの強み!
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転職活動の疑問に対して、一つひとつ丁寧にお答えします。
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引用:マイナビAGENT
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リクナビNEXTの特徴は「日本最大級の求人データベース」!
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③オファー
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引用:リクナビNEXT
働きながら職探しするとは大変なことも多いものです。
両立は時間の確保が鍵を握ります。
求人を探す作業や、企業との面談の日程などアプリでスムーズにできるのが良いですね。
まとめ
今回は、20代後半女性の転職について詳しく紹介しました!
- 20代後半女性の転職希望者は急増
- 20代前半に比べるとスキルや経歴が採用条件になる
- 未経験分野への転職は厳しい
- 未経験歓迎の職種もある
- 転職サイトやエージェントを有効的に活用して対策を
将来の夢やなりたい自分をイメージして、進むべき道を切り拓いてください!
この記事が、少しでも悩んでいる方の参考になったら嬉しいです。